スーツのお手入れ方法
スーツを長持ちさせる保管方法とは? 普段のお手入れ方法もご紹介!
仕事で着ているお気に入りのスーツ、できれば長く着たいですよね。でも正しい保管方法やお手入れをしないでいると、シワや型崩れ、また虫食いなどにあってしまう場合があります。
特に高級品のスーツは素材もデリケートなので保管方法やお手入れにも気を使わないと痛みも早くなりすぐダメになってしまうのです。
大事なスーツを長持ちさせる為にも保管方法やお手入れについての正しい知識を知ることはとても大切です。あなたのお気に入りのスーツを少しでも長く着続けられるように、この記事ではスーツの保管方法や普段のお手入れ方法などについてご紹介していきます。
スーツはお手入れと保管方法で長持ちする
消耗品であるスーツには寿命があります。一般的に春夏用で3年、秋冬用で4年と言われていますが、これはあくまでも目安であり、着用頻度や日頃の使い方によっても変わってきます。
保管方法やお手入れによっては更に長く着る事も出来ますし、逆に正しい保管方法をしなければ寿命はもっと短くなってしまうのです。
スーツを長持ちさせる普段のお手入れの仕方
それではスーツを長持ちさせるための普段のお手入れの仕方とはどんなものなのでしょうか?具体的にご紹介していきます。
1.ポケットの中身をすべて出す。
型崩れを防ぐためにジャケットやパンツのポケットの中身は取り出して下さい。ジャケットの場合は外側にある胸ポケットや腰ポケットだけでなく内側のポケットの中身も出して、全てのポケットには何も入っていない状態にしましょう。
2.ブラッシングをする。
スーツを一日着用するとほこりがつくので虫食いなどを防ぐためにもジャケットやパンツをブラッシングしてほこりを落して下さい。
ブラッシングは、単にほこりを落すだけでなく毛並みを整えることでの毛玉防止効果もあります。常に綺麗な状態をキープする上でも着用後のブラッシングはとても大切なのです。
▽清潔に保つためのお手入れ方法を詳しく知りたい方はこちら。
■ 関連ページ:スーツのクリーニング・洗濯頻度は?~清潔に保つためのお手入れ方法~
3.スチームアイロンでシワを伸ばす。
一日着用した後はスチームアイロンでシワを伸ばして下さい。特にパンツはデスクワークなどでシワがつきやすく、そのままに放置しておくと消耗も早くなってしまいます。
面倒くさくてもスチームアイロンでシワを伸ばしておくことで、生地がリラックスした状態になり良いコンディションに戻るのでおすすめです。
4.スーツ専用ハンガーやパンツハンガーで吊るす。
シワを伸ばした後はスーツ専用ハンガーに吊るして下さい。スーツの命は肩とも言われます。
高級なスーツは、人間の肩の形状に合わせて立体的に作られているので、薄いハンガーや針金ハンガーに長時間かけていると肩部分の型崩れや着用時のシワの原因にもなってしまいます。スーツを長持ちさせるためにも肩の形状に沿って立体的に作られたスーツ専用ハンガーに吊るすことをおすすめします。
またパンツはジャケットとは別にパンツ専用ハンガーに吊るして下さい。パンツ専用ハンガーにも色々な種類がありますが、クリップ付きのハンガーがおすすめです。吊るし方もクリップ部分にウエストベルトではなく裾部分を挟んで逆向きに掛けることがポイントで、ウエストなどの腰部分の重みによってヒザや太もも部分のシワが伸びやすくなる効果があるのです。
5.風通しの良い場所で休ませクローゼットに収納
一日着用したスーツには汗が染みこんでいる場合があります。その場合、スーツ専用ハンガーに吊るした後は風通しの良い場所で陰干しして水分を飛ばしましょう。
ウールなどの生地は水分に弱い特性があり、湿気などを含んだ状態で連続着用をすると、摩擦などによる毛羽立ちの原因にもなります。良いコンディションをキープするためにも湿気を取ってからクローゼットに収納して下さい。
お手入れをする際の注意点は?
お手入れの際は良いコンディションをキープする上で下記の3つ点にも注意してください。
1.ブラッシングの際は洋服専用ブラシを使用する。
スーツをブラッシングする際には洋服専用ブラシを使うことをおすすめします。
天然毛の専用ブラシには馬毛と豚毛の2つのタイプがありますが、カシミヤやシルクなどの繊細な生地の場合は毛質が柔らかく細い馬毛タイプを、スーツに多いウール素材には毛質が固い豚毛タイプが適しています。
2.毎日着用せずにローテーションで適度に休ませる。
スーツは一日着用すると汗を吸い込んだりしています。ウールなどの天然素材は水分に弱い特性があるので、毎日連続着用することにより毛玉になったり摩擦に弱くなったりして消耗が早くなり生地の破れの原因にもなります。
スーツを長持ちさせるためにも連続着用は出来るだけ避けシーズン4~5着ほどをローテーションで回すことをおすすめします。
3.クリーニングには頻繁に出さない。
スーツの場合は過度なクリーニングはおすすめしません。
理由としてスーツに使われていることが多い天然素材のウールは、ドライクリーニングなどには弱い特性があり、風合いが変わってしまったり固くなったりする場合があるのです。
汗や汚れ具合にもよりますが、シーズンに1回ぐらいが目安であり、クリーニングの回数を減らすために日々のお手入れをしっかり行うことが長持ちさせることになるのです。
▽クリーニングの頻度について詳しく知りたい方はこちら。
■ 関連ページ:スーツのクリーニングの頻度は?日数・料金相場・正しい出し方を解説
スーツの長期的な保管方法
ここからはシーズンが終わったスーツの正しい保管方法についてご紹介していきます。
1.クリーニングに出す。
シーズンが終わって長期的にスーツを保管する場合は、まずクリーニングに出して下さい。
※先に書いたとおり、クリーニングの出し過ぎはおすすめしません。大きな汚れがない限りはシーズンに1回程度がおすすめです。
スーツなどのウール素材の場合は水を使わず有機溶剤で汚れを落とすドライクリーニングが一般的ですが、ドライクリーニングは肌には直接触れず外からついた汚れには強いが汗などの皮膚からついた汚れは落ちにくい特性もあります。その場合は汚れの原因などを確認しながらクリーニング店とも相談することが大切です。
2.クリーニング後はビニールを必ず外す。
クリーニングから戻ってきた後は必ずビニールを外して下さい。よくそのままの状態で長期に保管する人がいますが、おすすめしません。
ビニールに掛けたまま密封状態にしているとクリーニングの溶剤の匂いが残ってしまう場合や、カビなどの原因にもなるので注意して下さい。ビニールを外した後には、しばらく風通しの良い場所で陰干しすることをおすすめします。
3.保管カバーをかける。
長期的に保管する際は、ビニールの代わりに不織布製の保管カバーにかけて収納して下さい。
何もかけないで保管していると衿や肩に白くほこりがたまってしまう場合があるのですが、不織布製の保管カバーであればほこりもたまりにくく通気性も良くカビにもなりにくいので、良いコンディションで保管することが出来ます。
4.除湿剤と防虫剤を入れる。
虫食いやカビを防ぐためにも除湿剤と防虫剤を入れることをおすすめします。
ウールは湿気などの水分に弱い特性があるので湿気を安定させる上でも除湿剤はとても効果があります。また動物性繊維のウールは虫食いになりやすい特性もあるのでこれも大きな効果を発揮します。
5.風通しが良く、直射日光が当たらない場所で保管する。
長期保管する場所はクローゼットになると思うのですが、出来るだけ風通しが良く直射日光の当たらない場所で保管して下さい。直射日光は変色の原因になり、風通しの悪い場所だとカビや匂いなどの原因にもなってしまいます。どうしてもそういった良い保管環境がない場合は専門の保管サービスを利用するのも一つの方法なので検討してみて下さいね。
スーツの長期的な保管方法や日頃のお手入れでよくあるQ&A
ここからは、スーツの保管方法についての疑問をQ&A例でご紹介していきたいと思いますので、参考にしてみて下さい。
1.衣装ケースや箱で保管しても問題ない?
衣装ケースや箱での保管はあまりおすすめしません。
理由としてはシャツやニットなどの軽衣料と違いスーツの場合は肩パットや胸などに芯地と呼ばれる内容物が入っていて立体的に作られているからなのです。長期間畳んだ状態での保管によりつぶれてしまう可能性もあるので出来れば避けて下さい。
しかし、どうしてもスペースがなかったりしてやむを得ない場合もあります。その際は畳んで保管しても大丈夫なスーツなのかをよく確認してみて下さい。最近は肩パットなしや芯地もほとんど入っていない軽量タイプが主流になってきているのと、素材もシワになりにくいタイプが多くなってきています。そういったタイプであれば畳んでも大丈夫なので衣装ケースや箱での保管が可能になる場合があります。
2.圧縮袋で保管しても大丈夫?
スーツを圧縮袋で保管するのはおすすめしません。
圧縮袋は空気を抜いて潰した状態での長期間の保管になります。ニットやカットソーなどの軽衣料の収納には
向いているのですが、スーツは肩パットや芯地などを使って立体的に作られているのでシワや型崩れを起こす大きな原因になりかねません。大切なスーツを長く着るためにも圧縮袋での保管は避けるようお願いします。
3.クローゼットが狭くて専用ハンガーではスペースが足りないのですが。
スーツの肩の形状によってハンガーを使い分けて収納して下さい。
スーツの保管には専用ハンガーに吊るすことが理想的ではありますが、専用ハンガーは厚みがあるのでクローゼットのスペースが足りなく収納が難しくなる場合があります。そんな時は専用ハンガーと通常ハンガーを併用することをおすすめします。例えば肩パットの入った構築的なタイプを専用ハンガーに、パットが薄かったり入っていないタイプを厚みのない通常ハンガーにかけたりすることでスペースを有効に使うのも一つの方法になります。
4.スチームアイロンでのお手入れは面倒なのですが、他に方法はない?
入浴した後のお風呂場に一晩吊るすことをおすすめします。
スーツを一日着用した後のシワは、そのまま放置せずスチームアイロンなどで伸ばしておくことが理想的なのですが、時間がない場合もありますよね。そんな時は入浴後の浴室に一晩吊るしておくことをおすすめします。
ウールなどの素材は蒸気によってシワが伸びる特性があるので、自宅だけでなく出張先でのホテルのシャワールームに吊るしておくだけでシワが回復するので覚えておいて下さいね。
まとめ
ここまでスーツの保管方法や日頃のお手入れの方法についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
お気に入りのスーツを長く着続けるためには正しい方法を知ることはとても大切です。またお手入れの行き届いたスーツを着用することで見た目の印象度がアップし、仕事における対人関係の向上にもつながることにもなりますので、ぜひ実践してみて下さい。
▽自分の好みに合ったスーツを検討中の方はこちら。
■ 関連ページ:オーダースーツならGlobal Style(グローバルスタイル)|1着2万円台~
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