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革靴・靴下・リュック・帽子

スーツに合う革靴の選び方とは?着用シーン、スーツの種類に合わせた革靴選び

(最終更新日:2024.11.01)2023.12.25 # 革靴・靴下・リュック・帽子


革靴を購入するときにデザインや種類を色々迷った挙句“いつもと同じデザイン”になっていませんか?恐らくこんな事が脳裏に浮かんでいるのではないでしょうか。「いつもと違うデザインも気になるけど、どんなスーツに合わせたら良いのか分からない」「着用シーンによってはマナー違反になるのでは?」等々。そこで今回はシーン別・スーツ別に合わせる革靴の種類を解説していきます!併せて初めての1足におすすめなデザインもご紹介。

 

< 目次 >-クリックすると各内容へ飛びます-

1.  ビジネスマンが1足目に選ぶ靴は?
1-1.  ストレートチップ
1-2.  プレーントゥ
1-3.  Uチップ
1-4.  モンクストラップ
2.  【シーン別】スーツに合わせた革靴の選び方
2-1.  ビジネスシーン
2-2.  リクルート(就活)
2-3.  結婚式
2-4.  お葬式
2-5.  カジュアルシーン
3.  スーツに合わせた革靴の選び方
3-1.  ネイビースーツ
3-2.  グレースーツ
3-3.  ブラウンスーツ
3-4.  フォーマルスーツ
4.  革靴選びのポイント
5.  スーツに合わせた靴を選ぶならGlobal Styleにお任せください

 

ビジネスマンが1足目に選ぶ靴は?

ビジネスマンがまず最初に選ぶべき靴はどんな物なのでしょうか。ここでは1足目におすすめなデザインと色をご紹介します。

ストレートチップ(ブラック or ダークブラウン)

爪先(トゥ)に横一線の縫い目がある“ストレートチップ”が1足目に最も適していると言えるでしょう。靴の種類の中でも格式が高く、ビジネスシーンからフォーマルシーンまで幅広く対応しています。また、“内羽根式(紐を通す部分が甲の部分と一体もしくは甲の前部分の革に入り込んでいる)”が主流ですが、足の幅が広い方は“外羽根式(紐を通す部分が甲の上に乗っている)”を選ぶと窮屈感が少なく履きやすいでしょう。

プレーントゥ(ブラック or ダークブラウン)

爪先に装飾が一切なく、“外羽根式”になっている物が一般的なデザインで、前述したストレートチップと同様にビジネスシーンからフォーマルまで対応しています。デザインによってはオフの日にも履ける様な物もあるのが特徴。

Uチップ (ブラック or ダークブラウン)

Uチップとは、つま先部分にU字型の装飾がある靴のこと。 “ストレートチップ”“プレーントゥ”と比較するとややカジュアル寄りになりますが、ビジネス・カジュアルシーン両方で着用したい方はUチップがおすすめ。選び方は“ノーズ(爪先から紐を通す部分までの箇所)がやや長いスタイリッシュな物を選ぶと良いでしょう。

モンクストラップ (ブラック)

バックル留めのストラップで甲をホールドする革靴で、昨今日本のビジネスマンから支持されているデザイン。紐の代わりにストラップを用いているため着脱がしやすく、調整もできるため紐靴とローファーの中間ともいえます。ただし紐靴よりもカジュアル向けなためフォーマルシーンでは着用を避けましょう。また重たい印象を受けやすいのでカジュアルシーンでも着用が難しくビジネス用として割り切って着用すると良いでしょう。

(引用:https://berwickjapan.co.jp/)

 

【シーン別】スーツに合わせた革靴の選び方

革靴を履く機会はビジネスだけでなく、冠婚葬祭や休日など幅広く存在します。スーツ同様、革靴もTPOを考慮して選んでみましょう。

ビジネスシーン

ビジネスシーンにおける革靴の選び方は着用している服装にも左右されます。金融系・官公庁・公務員・営業職の方はまだスーツが一般的ですが、近年オフィスのカジュアル化が進みジャケパン(ジャケット+スラックス)やセットアップを着用している方も増えてきています。それぞれのスタイルに合った靴を選んでみましょう。

■スーツの場合
基本的には“紐靴”、“過度な装飾が無い”、“色はブラックかダークブラウン”、“スムースレザー(表面が滑らかな革)”の革靴を選ぶと間違いありません。紐靴でない物の場合は“モンクストラップ”であればスーツスタイルに合うため◎ですが、ローファーはカジュアルになりすぎるため避けた方が良いでしょう。もしローファーを選択する場合は、“タッセルローファー”を選びましょう。タッセルは紐の代わりに

■ジャケパン・セットアップの場合
スーツと比べて制約と言われるものはほどんどありません。スーツでは避けた方が良い“ローファー”“スエード等の起毛素材”も選択肢に入ります。一方で前述したスーツと同じタイプ革靴を選んでしまうと、服装と靴のテイストに差が出てしまい、足元だけ浮いてしまう可能性があるので注意しましょう。

リクルート(就活)

結論から言ってしまうと、“ブラック”“ストレートチップ”もしくは“プレーントゥ”を選べば間違いありません。注意点としては、それぞれのデザインがベースとなった“セミブローグ”“メダリオン”といった飾りのついたものがありますが、就職面接には相応しくないので避けましょう。

また就職活動を始める際にはスーツ・シャツ・ネクタイ・バッグ・革靴と揃える物が多く、予算が限られていると思うので、ご自身の予算に合ったものを選びましょう。就職面接では“高級な靴”を履く必要はなく、“綺麗な靴”を履くことが大切です。合成皮革(合皮)のタイプも比較的安価で、固く絞った濡れた布で軽く拭くだけで綺麗になるのでおすすめ◎

結婚式

結婚式と言っても立場や会場の雰囲気など様々。ここでは簡単に2つに分けてご紹介します。

■格式の高い会場・ホテル等

みなさんがよくイメージされる結婚式では、“ブラック”の“ストレートチップ”か“プレーントゥ”を選びましょう。中には“セミブローグ”などのやや装飾が入ったものを着用される方もいらっしゃいますが、写真撮影等に残ることを考慮するとどうしても用意できなかった場合のみ着用するようにしましょう。またスエード等の起毛素材や、“クロコダイル”“リザード”等のエキゾチックレザーは避けましょう。

下記に避けた方が良いデザインや素材を一部まとめてみました。意外にもモンクストラップが避けた方が良いデザインにラインナップしています。やはりフォーマルシーンでは紐靴が推奨されており、ドレスシューズの中でもややカジュアルなモンクストラップは避けた方が無難です。

(左上:スエード素材 右上:ウイングチップ 左下:エキゾチックレザー 右下:モンクストラップ)

 

■カジュアルウエディング(レストランやカフェ等)

おしゃれなレストランやカフェ・バーで催されるカジュアルウエディングの場合は派手な色柄を除き、制約はありません。新郎新婦が定めたテーマや会場の雰囲気に合ったものを選ぶと良いでしょう。季節やスーツのテイストに応じたデザインを選ぶと周りと差がつく着こなしに。

結婚式ではヒールの高いパンプスを履く新婦に合わせて、身長アップするヒールアップシューズを履く新郎が多くいます。
新郎も参列者もヒールアップシューズでスタイルアップして参加するのも良いでしょう。

参考:【結婚式にもオススメのヒールアップシューズなら革靴本舗】

お葬式

結論、“黒”の“ストレートチップ”か“プレーントゥ”のどちらかを選びましょう。反対にNGな物は、“ベロア”や“エナメル”、“スウェード”や殺生を連想させる“エキゾチックレザー”が挙げられます。またなるべく光沢が無い物にするとより◎

カジュアルシーン

カジュアルシーンにおける革靴のデザインは様々な物があげられます。デニムコーデやジャケパン、セットアップ等いくつかご紹介します。

■ジャケパン×タッセルローファー

タッセルローファーはアメリカが発祥のデザインのため、アメトラのスタイルによくハマります。下図右のようなタイドアップした正統派アメトラスタイルにも、下図左のような都会的でシックなコーデにも良く合います◎

■デニム×Uチップ

革靴の中でもカジュアルな印象を持つUチップはデニムスタイルとの相性抜群です。ややスリムなUチップであれば、下図のように全体をキレイ目にまとめたスタイルに。ソールにボリュームがあったり、全体的に丸みを帯びているタイプはワイドデニムを使ったカジュアルテイストに振り切ると◎

(引用:https://www.deradera.co.jp/blog/archives/14749.html)

 

■セットアップ×コインローファー

カジュアルなコインローファーは、カットソーとセットアップに合わせたスポーティなコーディネートがおすすめ◎無地のカットソーを合わせることが多く、周りと差が付かない…という方は、カットソーの色をセットアップとグラデーションさせたり、コットン素材のポケットチーフを挿すとワンランク上のコーディネートができあがります。

(引用:https://wear.jp)

 

スーツに合わせた革靴の選び方

次にスーツに合わせた革靴の選び方を紹介していきます。次回靴を購入する際の参考にしてみてください。

ネイビースーツ

スーツの定番色であるネイビースーツですが、一口にネイビーと言っても色の明暗によって革靴の選び方が異なります。後述する他のスーツも同様に、スーツの色と革靴の色のコントラストが強くならないようにすることが大切です。

■濃紺の場合
色…ブラック・ダークブラウン・バーガンディ
おすすめデザイン…ストレートチップ・プレーントゥ・モンクストラップ

王道の濃紺の場合、ストレートチップを1足は持っておきたい。ビジネスにも冠婚葬祭にも対応できるためここから揃え始めると良いでしょう。2足目以降は“ダークブラウン”や、“モンクストラップ”のデザインを増やしていくと◎

■やや明るめなネイビーの場合

色…ダークブラウン・ミディアムブラウン
おすすめデザイン…ストレートチップ・プレーントゥ・セミブローグ・ウイングチップ

濃紺よりもやや明るいネイビー(ブライトネイビー)にはブラウン系の革靴がおすすめ◎ 清潔感のある寒色系のネイビーと、優しい雰囲気のブラウンの組み合わせは上品かつ落ち着きのあるスタイルに。スーツが無地であれば足元は“セミブローグ”“ウイングチップ”で、スーツに柄があれば“ストレートチップ”“プレーントゥ”を合わせる等、全体のバランスを見て選ぶと良いでしょう。

(引用:https://berwickjapan.co.jp/)

グレースーツ

ネイビースーツと並んで定番色も同様に様々な明暗がありますが、大きく3つに分けてご紹介していきます。グレースーツは無彩色に分類されるため、選ぶ色によって印象は大きく変わります。モノトーンで合わせたブラックの革靴ならシックでフォーマルな印象に。ブラウン系の革靴を合わせると華美になりすぎないお洒落な雰囲気になります。

■チャコールグレー(暗いグレー)の場合

色…ブラック・ダークブラウン・バーガンディー
おすすめデザイン…ストレートチップ・プレーントゥ・モンクストラップ

洗練された大人なイメージを持つチャコールグレーはその雰囲気を活かし、革靴も暗いトーンを選ぶと良いでしょう。ストレートチップやプレーントゥでは少し固すぎる場合は、モンクストラップのデザインを選べばこなれ感を出すことができます。

■ミディアムグレーの場合

色…ブラック・ダークブラウン・ミディアムブラウン
おすすめデザイン…ストレートチップ・プレーントゥ・セミブローグ・ダブルモンク

チャコールグレーとライトグレーの中間程度のグレーであれば、暗いトーンで“冷静さ”や“洗練された”印象に、やや明るめのトーンは“こなれ感”や“柔らかい”印象をだす等、どんな印象を周りに与えたいかによって選ぶことができます。

■ライトグレーの場合

色…ミディアムブラウンライトブラウン
おすすめデザイン…セミブローグ・ウイングチップ・タッセルローファー

モダンで軽快な印象を持つライトグレーには、明るいトーンで合わせると◎ また素材もスエードなどの起毛した素材を取り入れることで、よりライトグレーのもつ印象を際立たせることができます。反対にブラックやスムースレザーのダークブラウンは足元だけがやや重く見えてしまうため注意が必要です。

ブラウンスーツ

ネイビーやグレーよりもお洒落な雰囲気を漂わせるブラウンスーツの場合は、スーツ自体のトーンに合わせるということは変わりませんが、同系色の革靴で統一感を持たせるのがおすすめ◎またデザインについては王道の“ストレートチップ”や“プレーントゥ”でも問題ありませんが、“Uチップ”や“タッセルローファー”との相性が抜群で、程よく抜け感を演出できます。

ブラックスーツ

ブラックスーツと黒の革靴は統一感があり、フォーマルな印象で堅い業種の方にはおすすめですが、それ以外の業種の方にはいささか堅すぎる印象があります。その場合は色かデザインで緩和させると良いでしょう。おすすめな色は“ダークブラウン”“バーガンディ”。デザインは“モンクストラップ”“セミブローグ”が良いでしょう。“ウイングチップ”や“Uチップ”といったカジュアルな印象の革靴はブラックスーツのテイストと合い辛いので、避けた方が無難です。

(引用:https://berwickjapan.co.jp/)

フォーマルスーツ

フォーマルスーツには“黒”の“ストレートチップ”か“プレーントゥ”を選びましょう。またフォーマルスーツの中でも“タキシード”の場合は前述したシューズでも問題はありませんが、“オペラパンプス”が正式な着こなしになります。

 

革靴選びのポイント

最後に革靴選びのポイントを4つ紹介していきます。このポイントを押さえれば革靴を購入して「何か違う…」「せっかく買ったけど着用する機会がない…」という後悔も限りなく少なくすることができます。

着用シーンに合わせた形にする

いざ革靴を購入しにお店に行くと、様々なデザインや色があり目移りしてしまうことも多いでしょう。しかし大切なのは「どんな目的の為に必要なのか」を明確にしていくことです。これがはっきりしていれば、お店のスタッフの方の提案もより角度の高いものになり、納得して購入することができるでしょう。

お店に行く時間帯に注意する

靴を買いに行く時間帯にも注目してみましょう。おすすめは足のサイズが一番大きくなる午後~夕方の時間帯です。足は夕方にかけてむくみやすく、午前に履いた靴が夕方にはきつくなっているということもしばしばあり、実はサイズが合っていないという問題が起こりやすいのです。

スーツと合わせてみる

「せっかく購入したのに着用する機会がない…」というお悩みは、合わせるスーツを考慮せずに靴単体のデザインで決めてしまうと起こりやすいです。理想は合わせるスーツを着用してお店に行く事ですが、休日の場合は合わせる予定のスーツを写真に撮り、お店のスタッフと相談しながら決めると良いでしょう。

製法にもこだわる

靴には様々な製法があり、それぞれ長所・短所を持っています。ご自身のライフスタイルや、靴に求める機能性に優先度をつけて選びましょう。ここでは代表的な製法を2つメリットとデメリットを交えて紹介していきます。

■グッドイヤーウェルテッド製法

メリット…靴底の交換が複数回可能なため長持ち・履いていくうちに足の形にフィットしていく。

デメリット…比較的高額・足に馴染むまで少し時間がかかる・定期的なメンテナンスが必要

1足を長く履いていきたい方は“グッドイヤーウェルテッド製法”がおすすめ。ただし何もせずに長持ちするわけではなく、日々のブラッシング・磨き等のお手入れや、定期的な修理が必要。

 

■マッケイ製法

メリット…比較的安価・履き始めから柔らかい・ドレッシーな雰囲気

デメリット…靴底の交換がし辛い・雨水が染み込みやすい・クッション性が低く長時間の歩行に向いていない

予算を押さえた上で、履き始めから柔らかい履き心地が好みの方は“マッケイ製法”がおすすめ。ただし、クッション性が比較的低いため外出が多かったり、営業職の方は足が疲れやすくなることも考慮しましょう。

 

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いかがでしたでしょうか?

1足目の選び方やシーン別・スーツ別にご紹介しました。スーツだけでなく、革靴にも色や素材・デザインによってマナーや選び方が多々あります。この記事を参考に、基本を学んだうえでご自身のスタイルにあった革靴を選んでみてください。

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