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シーン別スーツ(春夏秋冬・クールビズ)

冬のスーツの防寒対策とは?快適でおしゃれな着こなし方を解説

(最終更新日:2024.11.01)2022.11.11 # シーン別スーツ(春夏秋冬・クールビズ)

冬のスーツについて

ファッションは、季節が変わると衣替えの時期がやってきます。特に、寒さが厳しくなる冬は、重ね着スタイルが欠かせなくなってきますよね。そこで今回は、スーツにおける冬の着こなし方!『冬のスリーピース・生地』『シーン別!冬スーツの着こなし方』『冬用スーツの防寒対策』について見ていきながら、冬の着こなし方を一気に格上げ!防寒対策をご紹介していきます。

 

< 目次 > -クリックすると各内容へ飛びます-

1.  どうしても寒い時は?冬用スーツの防寒対策
1-1.  コートの着用
1-2.  グローブ・マフラーを着用
1-3.  スーツやインナーを工夫して内側から寒さ対策
1-4.  スーツの生地を秋冬用に変える
1-5.  スーツの裏地を総裏にする
1-6.  スリーピースにしたり、インナーにニットを合わせる
2.  ■冬の着こなしポイント1■ 冬スーツの定番「スリーピース」スタイルがおすすめ!
3.  ■冬の着こなしポイント2■ 暖かみのある素材のスーツ生地で、季節感を演出!
4.  ■冬の着こなしポイント3■ 暖かみのあるウールのネクタイを選ぶだけで、手軽にオシャレに!
5.  【シーン別】冬スーツの着こなし方と選び方
5-1.  就職活動
5-2.  仕事
5-3.  結婚式(結婚式の二次会)
6.  女性のスーツスタイルでの防寒対策は?
7.  インナーでの対策
8.  ニットを着用

 

どうしても寒い時は?冬用スーツの防寒対策

気温が下がって寒くなってくる冬、そんなときの防寒対策はどのようにすればいいのでしょうか?具体的な方法をいくつか挙げて解説していきたいと思います。

防寒対策①コートの着用

防寒対策の定番としてコートの着用があります。コートにも様々な種類があり、ミリタリーコートやダッフルコートなどはカジュアルな印象になる為、あまり好ましくありません。オススメは、最も一般的な“ステンカラーコート”や、オシャレな印象を与えられる“チェスターコート”がおすすめ。

▽スーツに合うコートの着こなしコーデを知りたい方はこちら。

■ 関連ページ:スーツに合うメンズコートを種類別で紹介!お洒落で大人な着こなしコーデ20選

 

防寒対策②グローブ・マフラーを着用

首元や手首は寒さを敏感に感じやすい部分。手袋(グローブ)やマフラーは手軽に防寒対策できるアイテムです。ビジネススーツと合わせる場合は、シンプルな色やデザインものを選びましょう。手袋はスーツと相性の良い“レザーグローブ”、ブラックやブラウンなど合わせやすい色でスタイリッシュな印象にまとめましょう。マフラーもスーツに合う色、デザインは無地やストライプがおすすめ。

防寒対策③スーツやインナーを工夫して内側から寒さ対策

スーツの内側から寒さ対策したい方は、インナーや靴下に選び方を工夫したい。シャツの中に着るインナーは、防寒機能の備わったモノ、体感温度を上げられるモノなどがオススメ。インナーを着る場合に注意したいのが、重ね着による着膨れ。サイズ感にこだわったスーツだとシルエットの印象がそれだけで変わってしまいます。スタイルが崩れにくい薄手のモノを選びたい。

 

防寒対策④スーツの生地を秋冬用に変える

スーツの生地自体を秋冬用に変えてみるのも防寒対策になります。最近の傾向では春夏、秋冬両方のシーズンで着用出来るやや薄手の生地が人気ですが、冬の防寒を考えるなら起毛感のあるフランネルや肉厚なツイードやホームスパンなどの生地を選ぶことをおすすめします。寒さをしのぐというだけでなく、見た目にもファッション性が高く誰が着てもオシャレに見えるというメリットもあります。

♦フランネル
ウールを起毛加工させた柔らかくて暖かな毛織物のことを指します。フランネルには薄手のものから厚手まであり、防寒用としては厚手の紡毛フランネルが向いています。

♦ツイード
イギリスやスコットランドが発祥の太く短い羊の毛を使用した「紡毛糸」を用いて織られた表面の粗っぽい毛織物のことを指します。ツイードは暖かく防寒性が高いことから秋冬の素材としても大変人気があります。

♦ホームスパン
スコットランドやアイルランドの農家で羊毛をそのまま染め、手つむぎをして織った素朴な風合いの織物のことを指します。暖かく深い味わいがあって見た目よりも軽やかなであることからも人気の秋冬

▽秋冬に人気なスーツ素材を詳しく知りたい方はこちら。

■ 関連ページ:秋冬の人気スーツ生地【素材】【柄】まとめ

 

防寒対策⑤ スーツの裏地を総裏にする

スーツの裏地が“総裏”になっているタイプを着用するのも一つの方法です。裏地の仕様には他に“背抜き”と“半裏”と呼ばれる裏地が一部分しかついていないようなタイプもありますが、冬の防寒対策であれば裏側全部に裏地が付く総裏タイプが、保温性が高くなるのでおすすめです。

(左上:背抜き 左下:半裏 右:総裏)

 

防寒対策⑥ スリーピースにしたり、インナーにニットを合わせる

スーツをベスト付きのスリーピースにしたり、インナーにニットを合わせたりするのも防寒対策になります。スリーピースの着用はオシャレな着こなしというだけでなく保温性を高めることにもなります。またベストを着なくてもインナーに“クルーネック”“Vネック”を一枚重ねるだけでも暖かさが増すのでおすすめです。

 

■冬の着こなしポイント1■ 冬スーツの定番「スリーピース」スタイルがおすすめ!

●スリーピースとは?・・・ジャケット、ベスト、パンツを、同一の生地で仕立てたスーツスタイルのことになります。少しクラシカルなイメージが強い、また初心者の方はなかなか合わせるのが難しいと感じ敬遠しがちなスタイルです。ですが、メリットを考えると秋冬人気の理由とオシャレさを知ることができます。


気になるメリットはこちら
・統一感のあるオシャレな着こなしが出来る
・ジャケットを脱いでも、前開けにしても、だらしなく見えない
・防寒性があり、暖かい

この中で、冬の季節として特に嬉しいメリットの1つが“防寒性があり、暖かい”ということです。冬の季節は、寒さが厳しく厚手のコートを着たまま電車やバスに乗ると、予想以上に暑さ感じることありますよね。そこで、スリーピースにすることで、丁度良い防寒対策になります。さらにマフラーや手袋を合わせると寒さ対策はバッチリきまります。※もちろん外は寒いので、コートを羽織りましょう。

メリットをお伝えしたところで、次に、冬の着こなしで抑えておきたい3つのカラーでのスーツスタイルを見ていきます。


▼ネイビーでつくるスリーピーススタイル▼

色幅のあるネイビー、ベスト付きのスリーピースならダーク系からライト系まで暖かみのある装いを楽しめます。

 

▼グリーンでつくるスリーピーススタイル▼

最近、人気のグリーン。シャツやネクタイ選びで差をつけられる装いとして楽しむ方も。他の人と差をつけたい方にオススメです。


▼ブラウンでつくるスリーピーススタイル▼

ブラウンやカジュアルな色柄のスリーピースは秋冬らしい1着に。シンプルな無地はビジネスシーンにも着まわせます。

 

■冬の着こなしポイント2■ 暖かみのある素材のスーツ生地で、季節感を演出!

冬の着こなしでぜひ取り入れてほしいのが、暖かみのある素材のスーツ生地。もちろん、春夏向けの素材もありますが、冬の素材は独特な風合いや見た目にも違いが出てくるので、オシャレさと暖かさの両方を楽しむことができます。今回オススメするのが“フランネル”と“ツイード”の2つの素材になります。


●フランネルとは?・・・ウールを起毛加工させた、柔らかくて暖かな毛織物のことになります。平織り、または綾織りのウール生地を縮絨(シュクジュウ)して起毛加工する「フランネル」は、別名「フラノ」とも呼ばれ、暖かく柔らかい肌触りが特徴です。

フランネル独特の、見た目の鮮やかさ、ふんわりとした触り心地が特徴です。スーツにした時の着心地の良さはもちろん、秋冬らしい季節感が溢れる着こなしに仕上がります。

▲フランネルで仕立てたスーツ▲
 


●ツイードとは?・・・主にスコットランドやアイルランドで作られるハードな織りのウール生地で、暖かく少しざらざらとした肌触りが特徴的なのが、ツイードです。

太い糸で織った生地で、カントリー調の印象があり、フォーマルよりもカジュアルなスーツにオススメです。また、ジャケットに使用すると、高級感のある仕上がりになります。

▲ツイードで仕立てたスーツ・ジャケット▲
 

 

■冬の着こなしポイント3■ 暖かみのあるウールのネクタイを選ぶだけで、手軽にオシャレに!

普段着用されることの多いネクタイは、主にシルクの素材が多いですね。しかし、ネクタイには、シルク以外にもウール(羊毛)、リネン(麻)、コットン(綿)、そしてそれぞれの混紡などがあります。また、織り方に変化をつけてニット状にしたものがあります。特に寒い冬には、暖かみのあるウールのネクタイがオススメです!

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ウール生地は、暖かみを出してくれる色柄がカッコ良く、フランネルなどのスーツ生地に合わせると良いでしょう。また、少しカジュアル感のあるチェック柄の生地とも合いますね。ビジネススタイルでのオススメは、色柄のバリエーションが豊富なレジメンタルがオススメです。

▲「Vゾーン」と呼ばれるスーツの印象をよりオシャレに魅せれる箇所が重要▲

カラーの中に、ブラウンを取り入れることでより冬らしさを感じられる装いになります。キャメルに、カーキグリーンといった暖色系のカラーリングとまとめることでオシャレのセンスを魅せることが出来ます。

 

【シーン別】冬スーツの着こなし方と選び方

冬の着こなしは、防寒対策をどうしたら良いのか。【就職活動】【ビジネス】【結婚式】の3つのシーン別で見ていきます。

 (1)就職活動

就職活動中、特に気を付けたいのが面接時の服装。スーツは一般的な「リクルートスーツ」を選びたい。寒さが厳しくなり欠かせないコート。プライベートと同じ感覚でコートを選んでしまうと、カジュアルな印象を与えかねないので注意が必要です。コートのデザインは、シンプルな “ステンカラー” “チェスター” を選び、色はネイビーやブラック、キャメルなど落ち着いたモノが良いでしょう。

(2)仕事

仕事場での服装は、会社によってルールがある為、一概にコレと言った決まりはありません。ですが、最低限 “会社の規定” を把握し、それでも心配な方は上司や先輩に確認し揃えることをオススメします。スーツには、春夏用と秋冬用、オールシーズン用の生地があります。特に秋冬用のスーツは写真のように生地に重さ・厚みがあり、春夏用と比較すると違いは歴然。その為、季節違いのスーツを着ていると残念な印象になってしまいます。シーズン用スーツを選ぶ時は注意が必要です。

真冬にはあまりオススメしませんが、長い期間着たい場合はオールシーズン用の生地を選んだり、“フランネル” や “ツイード” など起毛感のある生地は、一気に冬らしい着こなしになります。ツイードはどちらかというとスーツではなくジャケット用に、カジュアルな服装がOKな職場での着こなしにオススメ。

(3)結婚式(結婚式の二次会)

結婚式のスーツはフォーマルな雰囲気が大前提となり、“ブラックスーツ”や“ダークスーツ”を選びましょう。ベスト付きのスリーピーススーツは、よりフォーマルな雰囲気とマッチするスタイルです。式場内でコートを着る機会はありませんが、冬の結婚式ではフォーマルシーンに適したコートを選びたい。色は落ち着きのあるダーク系 “ブラック” や “ネイビー” など、様々なシーンで着れるモノがオススメ。二次会などでは少しライトな色合いのコートでも良いでしょう。

 

女性のスーツスタイルでの防寒対策は?

ここまでは男性の冬のスーツの防寒対策について解説してきましたが、女性のスーツの着こなしではどうでしょうか?ここからは女性のスーツスタイルの防寒対策についても解説していきます。

インナーでの対策

●シャツやブラウスの下の防寒対策
女性のスーツスタイルでは、メンズのスリーピースのような着こなしが一般的ではないため、ブラウスやシャツなどの下にカットソータイプや保温効果のあるインナーを重ね着することをおすすめします。“Vネック”“9分袖”などのタイプを選べばブラウスから覗いてしまう心配もないので安心です。

●スカートの下の防寒対策
スカートのときは、冬用の厚手で防寒効果のある素材のストッキングにしたり、薄手のストッキングを重ね履きするなどしての防寒対策をおすすめします。

●パンツの下の防寒対策
パンツの場合は、メンズではおなじみのステテコや股引ですが、最近ではレディース向けも各種販売されているのでおすすめです。保温効果のあるタイプが多くとても暖かく過ごすことが出来ます。

ニットを着用

冬のスーツの着用では、インナーがカットシーやシャツ、ブラウスだけだとかなり寒く感じてしまいますが、そんなときにおすすめしたいのはニットです。カットソーやブラウスなどのかわりに着用するだけで保温効果もありますし、ニットならではの伸縮性と動きやすさもあり機能性も抜群です。また、薄手のニットであれば着膨れすることなくスッキリとしたスーツスタイルを維持できるのもメリットです。“クルーネック”“Vネック”であればカットソーの代わりとしてインナーに、“モックネック”や“タートルネック”であれば首元まで覆う防寒対策にもなります。

▽防寒性のあるスーツの注文を検討中の方はこちら。

■ 関連ページ:オーダースーツならGlobal Style(グローバルスタイル)|1着2万円台~

 

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いかがでしたでしょうか?

冬のオシャレは、羽織りや防寒対策によって雰囲気にガラリと変えることができるので、是非、これからの寒い季節の参考にしてみてください。

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