NEWスーツの袖の長さの目安は？袖口の種類や決める際のポイントを解説

スーツを着こなす際、「袖丈」は重要な要素です。適切な袖丈を選ぶことで、スマートな印象を与えることができます。しかし、どのくらいの長さが理想的なのか知っている方は想像以上に少ないものです。

そこで今回は、『スーツの袖丈はどこを指す？』『スーツは丈の長さが重要』『袖丈の長さの目安』『スーツの袖口の種類』『袖丈の長さを決める際に知っておきたいポイント』『袖丈の長さはどこで調整できる？』について見ていきながら、スーツの袖丈の目安や知っておきたいポイントについて紹介します。

 

スーツは丈の長さが重要

スーツは袖丈だけでなく、着丈やパンツの裾丈など、丈の長さによって印象が大きく変わります。適切な丈のスーツは、体型を美しく見せるだけでなく、全体のバランスを整える効果もあります。丈が長すぎるとだらしなく見え、反対に短すぎると窮屈に感じたり、幼い印象を与えることがあります。自分の体型に合った丈を選ぶことで、スーツがよりスタイリッシュに見えます。また、丈が適切でないと、座ったり歩いたりする際に動きづらさを感じることがあります。特にスーツを長時間着る場合、丈が体にぴったり合っていれば、一日中快適に過ごすことができるでしょう。

▽スーツの「着丈」の目安や印象について詳しく知りたい方はこちら。

■ 関連ページ：スーツは「着丈」が重要！目安や長さで変わる印象、ポイントを紹介

 

袖丈の長さの目安

袖丈の長さは、全体の印象を大きく左右します。ここからはジャケットとシャツの袖丈の適切な長さの目安をご紹介します。よりスタイリッシュに、かつ快適にスーツを着こなせるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。

ジャケットの袖丈

ジャケットの袖丈は、腕を自然に下ろした状態で手首の骨（手首のくぼみ）のあたりで終わるようにしましょう。この位置であれば、袖丈が長すぎず短すぎず、自然で美しいバランスになります。「親指から11～12cmが目安」と言われることもありますが、これはあくまで一つの基準に過ぎず、体型には身長や腕の長さ、腕の筋肉など個人差があるため、同じ基準でも見え方が変わってきます。さらに、デスクワークや車の運転が多い方は、自然と袖が上がるため、袖丈が短く見えることがあります。自分の体型やライフスタイルに合わせて、ジャケットの袖丈を調整することが大切です。

シャツの袖丈

シャツの袖丈は、腕を自然に下ろした際にジャケットの袖口から1～1.5cm程度シャツが見えるのが理想的です。シャツがジャケットの袖口に隠れてしまうと、だらしない印象を与えてしまい、反対にシャツが出すぎてしまうと窮屈に見えることがあります。また、レディーススーツの場合は、ジャケットの袖口からインナーが見えないようにしましょう。シャツの袖丈は、ジャケットの袖丈に合わせて調整することで、全体のバランスを取ることができます。

▽適切な袖丈の長さのスーツやシャツを検討中の方はこちら。

■ 関連ページ：オーダースーツならGlobal Style（グローバルスタイル）｜1着2万円台～

 

スーツの袖口の種類

スーツの袖口の仕様について、こだわったことはありますか？オーダースーツでは、スーツの色柄やサイズだけでなく、細部のディテールにも自由にこだわることができます。ここではスーツの袖口に使われている仕様についてご紹介します。

本切羽（本開き）

本切羽（ほんせっぱ）とは、スーツの袖口が開閉できる仕様のことです。特に、ボタンで留められる本切羽を「本開き」と呼びます。さらに、ボタンではなくスナップダウンで開閉できるタイプも存在します。本切羽は、あえて袖のボタンを1つだけ外したり、カジュアルスーツの袖を捲ったりと、抜け感を演出する際にも最適です。他にも「本切羽≒オーダースーツの証」として認識される場合が多く、細部までスーツにこだわりを持つ方に選ばれる種類です。

開き見せ

開閉できない仕様の袖口を、開き見せ（あきみせ）といいます。袖口にボタンは付いていますが、飾りとしての役割のみで、実際に袖口を開閉することはできません。他にもボタンとボタンホールが無い袖口のデザインは、筒袖（つつそで）と呼ばれています。本切羽はオーダースーツに多く見られますが、開き見せは既製スーツに多く見られるデザインです。本切羽は有料オプションとして提供されていることが多いため、費用を抑えてスーツを仕立てたい方には、開き見せがおすすめです。

重ねボタン

ボタンが重なった仕様の袖口を、重ねボタンと呼びます。重ねボタンは手元に立体感を与えるため、4個以上のボタンと相性がよく、バランスよくまとまります。重ねボタンはオーダースーツのディテールとして人気があり、専門店によっては無料オプションとして提供されている場合もあります。また、本切羽と重ねボタンは組み合わせることができるので、高級感のある上品なスーツを希望する方におすすめです。

▽スーツの袖口の仕様についてより詳しく知りたい方はこちら。

■ 関連ページ：スーツの袖(デザイン)仕様とは？～本切羽・開き見せ・重ねボタンの違いを解説！

 

袖丈の長さを決める際に知っておきたいポイント

ここまで一般的な袖丈の長さの目安や袖口の種類について紹介してきましたが、合わせるアイテムや袖口のデザインによって、注意すべき点がいくつかあります。ここでは袖丈の長さを決める際に知っておきたいポイントを3つご紹介します。

カフスボタンを付ける場合は短めがおすすめ

カフスボタン（カフリンクス）とは、シャツの袖口に取り付けるボタンの代わりとなるアイテムです。通常のシャツはボタンで袖口を留めますが、カフスボタンはその役割を担い、見た目にアクセントを加えることができます。カフスボタンは冠婚葬祭で使われることが多いですが、普段のビジネスシーンでも取り入れられています。カフスボタンを使う場合は、袖丈の短いジャケットを選び、袖口からほんの少しカフスボタンを覗かせることで、さりげないおしゃれ感を演出することができます。

本切羽は調整が難しい場合がある

本切羽は実際にボタンを留めるためのボタンホールが開いているため、後から袖丈の長さを調整する際、難易度の高いお直しが必要になります。そのため、お直しが高額になるか、場合によってはお断りされることもあります。特に、肩と腕で柄合わせされているチェック柄の場合、お直しの際に柄がズレてしまう可能性があります。本切羽のスーツやジャケットを購入する際は、袖丈がジャストサイズであることを確認しましょう。

シーンや職業によって長さを変えるのもおしゃれの一つ

シーンや職業によって袖丈の長さを変えることも、おしゃれの楽しみ方の一つです。例えば、カジュアルなシーンでは袖丈を少し短めにすることで軽やかな印象を与えることができます。また、会議などで腕を上げることが多い方は袖丈を少し長めにすることで中のシャツが見えにくくなり、よりすっきりとした印象に仕上げることができます。自分のスタイルやシチュエーションに合わせて袖丈を調整することで、より洗練されたコーディネートに仕上がります。

 

袖丈の長さはどこで調整できる？

スーツの袖丈の長さは、購入した店で調整することが一般的です。多くのスーツ販売店で袖丈の調整を受け付けており、比較的リーズナブルな価格でお直しできます。また、お直し専門店に依頼するのもおすすめです。専門店は高い技術で調整を行うことができるため、仕上がりに安心感があります。さらに、クリーニング店で袖丈の調整を依頼できる場合もあります。クリーニングのついでに調整を頼めるので、忙しい方には非常に便利です。

 

丁度良い袖の長さでスーツ姿を決めよう

スーツの「袖丈」は自分の体型やライフスタイルに合ったものを選ぶことで、スタイリッシュで快適なコーディネートに仕上がります。適切な袖丈を自分自身で測ることは難しいため、オーダースーツ専門店などを利用しても良いでしょう。
オーダースーツ専門店『グローバルスタイル』では、プロのスタッフがあなたの体型や姿勢に合わせて最適な袖丈のオーダースーツをお仕立てします。袖口などのディテールにもこだわり、好印象な着こなしをしてみませんか？

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