NEWスーツの袖丈「お直し」のやり方は？自分で行う方法やお店の料金相場を解説！

スーツを着用したときに、袖の長さが気になったことはありませんか？特に筋肉質、がっしりとした体型の方は、一回り大きいサイズを着用した際など、袖が長すぎると感じたことがあると思います。そんなときは、袖丈のお直し「袖丈詰め」が解決策の一つとなるでしょう。ぴったりの袖丈に調整することで、全体の印象が引き締まり、上品な着こなしが完成します。

そこで今回は、『スーツの袖丈の適切な長さ』『自分で袖丈のお直しをする方法』『袖丈のお直しはどこでできる？』『袖丈のお直しをお店に依頼するメリット』『袖丈のお直しの料金相場』『袖丈のお直しを行う際の注意点』について見ていきながら、スーツの袖丈の直し方や注意点についてご紹介します。

 

スーツの袖丈の適切な長さ

スーツの「袖丈」とは、ジャケットの肩の付け根部分から手首が出る部分までの直線距離を指します。袖丈は腕を自然に下ろした状態で、手首の骨（手首のくぼみ）のあたりで終わる長さが目安です。ビジネススーツでは袖丈が長すぎるとだらしない印象を与え、逆に短すぎると窮屈な印象を与えてしまいます。また、自身のライフスタイルに合わせて調整することも重要です。例えば、車を運転する方は腕を上げる機会が多いため、袖が自然と上がり、結果的に袖丈が短く見えることがあります。スーツの袖丈は、体型だけでなくライフスタイルも考慮した長さに調整することをおすすめします。

 

自分で袖丈のお直しをする方法

スーツの袖丈が合わないと感じたとき、お急ぎでスーツを着る予定があったり、お直し代を節約したかったりすることがありますよね。そんなときのために、自分でスーツの袖丈を調整する方法をご紹介します。

 

スーツの袖丈のお直しはどこでできる？

スーツの袖丈詰めは購入店やお直し専門店に依頼することが可能です。既製スーツ販売店やオーダースーツ専門店では、購入後のアフターサービスにお直しが含まれていることがあり、多くのお店で比較的リーズナブルに、もしくは無料でお直しを受け付けています。
他にも、お直し専門店であれば、高い技術で袖丈を直してもらうことができます。もしその後の仕上がりに満足できなかった場合でも、アフターサービスとしてもう一度調整してもらえるお店もあります。また、一部のクリーニング店でもお直しサービスを提供しているところがありますが、比較的小規模な調整にのみ対応していることが多いです。

 

スーツの袖丈のお直しをお店に依頼するメリット

袖丈のお直しは自分で行うこともできますが、購入店やお直し専門店に依頼する方が一般的にはおすすめです。自分で行う場合は、自宅で調整できたり、お直し代を節約できたりといったメリットがありますが、お店に依頼する場合のメリットも見ていきましょう。

綺麗に袖丈のお直しをしてもらえる

購入店やお直し専門店では、プロのスタッフが対応するため、自分でお直しをするよりも精密で美しい仕上がりが期待できます。購入店では実際の袖丈だけでなく、体型や癖なども考慮して袖丈を調整してくれます。購入店によっては、お直しがアフターサービスに含まれていることもあります。
また、お直し専門店でのお直しもおすすめです。お直し専門店は生地の特徴をよく理解した上で作業を行うため、高価でデリケートなスーツ生地を傷めるリスクも低く、自分で行うよりも安心して任せることができます。仕上がりや袖口の美しさを重視する方は、ぜひお店に依頼しましょう。

自分で行う手間を省ける

袖丈詰めには、ミシンや針、糸、アイロンなどの道具が必要です。自分で行う場合、これらの道具を揃える必要があり、手間だけでなく費用もかかることがあります。一方、お店に依頼すれば、道具を準備する手間が省け、すぐにプロにお任せできます。また、適切な袖丈を測り再縫製するという手順を踏むことも、予想以上に手間と時間がかかってしまいます。忙しい中、自分の時間を有効活用したい方は、お店に依頼するのがおすすめです。お店に依頼する場合、仕上がりまでの期間はお店やスーツの生地によって異なりますが、一般的には2週間程度が目安です。

 

スーツの袖丈のお直しの料金相場

お直しを依頼するお店やスーツの生地、袖口のデザインなどによって異なりますが、袖丈詰めの料金相場は3,000円～20,000円程度とされています。高級生地を使用している場合や袖口のボタンの数が多い場合などは、裁縫の難易度が上がったり、作業に時間がかかるため、料金が高くなることがあります。また、袖丈以外に裾や肩幅の調整など、一度に複数の修理を依頼する場合は割引が適用されることもあります。袖丈詰めを依頼する際は、事前に見積もりをもらっておくと安心です。予算に合わせて、複数の店舗を比較することもおすすめです。

 

スーツの袖丈のお直しを行う際の注意点

スーツの袖丈を適切な長さに直すことで、フィット感が向上し、より良い印象にも繋がります。しかし、袖丈詰めを行う際にはいくつか注意点があります。ここでは、袖丈詰めを依頼する際に気を付けるべきポイントを3つご紹介します。

1.袖丈の長さを伸ばすのは難しい

スーツの袖丈を短くすることは可能ですが、長くすることは難しい場合が多いです。基本的にスーツの袖は肩から袖口にかけて一体の生地で作られており、既に袖口が仕上げられています。そのため、袖丈を元の長さより長くするための生地が足りていないことがほとんどです。長さを出すには、袖口の折り返し部分（ロールアップ部分）を利用した2cm程度の調整が限界です。また、この方法は折り返し部分が余分に残っている場合に限られます。

2.本切羽は袖丈のお直しが難しい

本切羽とは、スーツの袖口のデザインの一つで、袖口が実際に開閉できる仕様になっています。本切羽は実際に袖にボタンホールが開いており、ボタンを移動させることができません。そのため、本切羽で袖丈詰めを行う場合は、ボタンホールやボタンを取り外さずに、肩口から生地を詰める必要があります。通常の袖丈詰めと比べて、専用の道具が必要であったり、手間や時間がかかるため、他の袖口デザインよりも料金が高額になりやすいです。

▽スーツの袖口の仕様の種類について気になる方はこちら。

■ 関連ページ：スーツの袖(デザイン)仕様とは？～本切羽・開き見せ・重ねボタンの違いを解説！

3.シーンに合わせて調整する

スーツの袖丈は基本的に手首の骨（手首のくぼみ）あたりが目安ですが、シーンによっては少し短め、もしくは長めの袖丈を選ぶのも選択肢の一つです。カジュアルシーンでは、やや短めにして腕時計やワイシャツを見せるのも効果的です。フォーマルシーンでは、少し長めにしてエレガントな印象を与えることができます。このように、着用シーンに合わせて袖丈を調整するのも良いでしょう。
ただし、袖丈が短すぎるとカジュアルすぎたり、長すぎるとだらしなく見えたりするので、バランスの取れた長さに調整することが大切です。購入店の場合、体型だけでなくシーンに合わせた袖丈を提案してくれるお店もあるので、ぜひ一度相談してみることをおすすめします。

▽スーツの袖丈の目安について気になる方はこちら。

■ 関連ページ：スーツの袖の長さの目安は？袖口の種類や決める際のポイントを解説

 

袖丈までこだわってスーツを着こなそう

スーツの袖丈のお直しは自分で行うこともできますが、仕上がりの美しさを考慮すると、基本的には購入店やお直し専門店に依頼する方が安心です。スーツの袖丈が気になるときは、ぜひ「お直し」を検討してみましょう。
オーダースーツ専門店『グローバルスタイル』では、お客様一人ひとりに最適なサイズ感のオーダースーツを提案いたします。体型やライフスタイルに合わせた理想的な袖丈のスーツで、上品な着こなしを楽しんでみませんか。

▽自分に合った理想の袖丈のスーツを検討中の方はこちら。

■ 関連ページ：オーダースーツならGlobal Style（グローバルスタイル）｜1着2万円台～

 

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