ジャケパンとは？

ビジネスシーンの服装には、“スーツ” “ジャケパン” があります。近年では、「ビジカジ」と言われるビジネスでもカジュアルでも使えるスタイルが増えています。この流れから『ジャケパン』スタイル、よりお洒落でカジュアルな色柄で着こなしを楽しむようになっています。

●ジャケパンとは・・・テーラードジャケット＋パンツを、同一ではないジャケットとセットアップではないパンツを組み合わせる装いのこと。

▲ジャケパンスタイル(左) 一般的なビジネススーツスタイル(右)▲
そこで今回は、自由度の高い着こなしを楽しむ！『ジャケパンスタイルのコツ』『ジャケパンに合わせる3つのアイテム』『ビジネスシーンでのジャケパンスタイル』『季節別！ジャケパンスタイル』について見ていきながら、ジャケパンの魅力とオシャレな着こなし方をご紹介していきます。

 

＜ 目次 ＞ -クリックすると各内容へ飛びます-

1. 　ジャケパンのコーディネートの印象やメリットとは？
2. 　ジャケパンはどのようなシーンでおすすめ？
3. 　ジャケパンの着こなしとコツ
4. 　ビジネスシーンでのジャケパンスタイル
5. 　ジャケパンに合わせる3つのアイテム
5-1. 　【1】ジャケットの選び方
5-2. 　【2】シャツ(ネクタイ)の選び方
5-3. 　【3】パンツ・靴の選び方
6. 　季節別！ジャケパンスタイル～ビジネス編～
7. 　季節別！ジャケパンスタイル～カジュアル編～

 

ジャケパンのコーディネートの印象やメリットとは？

まずはじめに、ジャケパンの印象やメリットについて見ていきます。

ビジネスシーンでは、基本的にスーツ着用となりドレスライクな装い。ジャケパンの場合は、親しみのある印象が中心となりカジュアルライクな装いをイメージすると分かりやすいです。

ジャケパンのメリットは、ジャケット・パンツ単体で様々な組み合わせを楽しめること。コーディネートの幅、組み合わせるアイテムの数も広がります。オシャレに決めたい時、ジャケパンを着こなせているとセンスの良さを感じさせることができます。

着回しができるジャケパンは、どちらかが傷んでしまっても新たな組み合わせを考えてコーディネートすることが可能です。さらに、オンとオフ問わず使えるので、プライベートではカジュアルに。ドレスコードのあるレストランでは、オフィシャルといったように、着用シーンに合わせて柔軟に対応できます。

 

ジャケパンはどのようなシーンでおすすめ？

自由度の高いジャケパンですが、ビジネスシーンで着る場合は「ビジネスカジュアル」や「オフィスカジュアル」がOKな企業での基本的なスタイルとなります。

●オフィスカジュアル・・・一般的に社内で来客がある場合でも失礼のないカジュアルな装い
●ビジネスカジュアル・・・社外でお客様と接する場合でも失礼のないカジュアルな装い

ジャケットに、襟付きのシャツ、スラックス(チノパンツ)に革靴というスタイルは、ビジネスカジュアルとして問題なく着れます。

プライベートでは、結婚式の二次会、ドレスコードのあるレストラン・パーティーなどにも参加できます。事前にどのような雰囲気の会場なのか確認は必要ですが、結婚式の披露宴にも着ていけます。

 

ジャケパンの着こなしとコツ

先程も触れたように、ジャケパンの着こなしはスーツと違い、ジャケットとパンツの組み合わせを自由に変えるだけで全く違うスタイルになり着こなしの幅が広いのが特徴。自由度の高いジャケパンは、アイテムを選ぶ時の選択肢がとても広いです。プライベートでも着たい方も多いかと思いますが、選ぶ色柄や組み合わせ方に気を付けるようにするのが良いでしょう。

どんな服装でも知っておきたい事ですが、ポイントをおさえてオシャレな着こなしを意識すると良いでしょう。

▼ジャケパンスタイルのコツ▼
・色柄の組み合わせにメリハリ
・体型に合ったサイズ感
・季節感のある素材

特にパンツは、“季節感のずれ” に注意しながら選ぶのが良いでしょう。例えば、秋冬用のジャケットに、春夏用のスラックスだと不自然な見た目になってしまいます。また、パンツの色も重要です。オススメは定番のグレーのスラックス。幅広いジャケットと合わせることができます。春夏は“白”秋冬は“ブラウン”のパンツ、といったように季節に合わせた着こなしは、ワンランク上のお洒落さを演出できます。

 

ビジネスシーンでのジャケパンスタイル

定番の着こなしは、初めての方でもすぐに真似ができる「ネイビージャケット×グレーパンツ(スラックス)」。最も一般的で、どんなシーンにも対応できるスタイルです。また、清涼感溢れる雰囲気がオシャレさをアップさせてくれます。また、色合わせを逆に、グレー×ネイビーにするのも良いでしょう。パンツの色を調整することで、より安定感のあるジャケパンスタイルになります。

ビジネスシーンで着用する場合に注意したいことは「職場の雰囲気に合わせる」こと。ビジネスマナーの基本として、商談先の相手や、会社仲間から不快に思われてしまうのはNG！会社の評判にも関わることなので、事前に“会社の規則・ルール”をおさらいするのが良いでしょう。

 

ジャケパンに合わせる3つのアイテム
【1】ジャケットの選び方

カジュアルな雰囲気が特徴的なジャケパンスタイル。ここからは、ビジネスシーンでもお洒落に着こなすために、実際に身に着けるアイテム別“ジャケット”“シャツ(ネクタイ)”“パンツ・靴”に注目しながら、ジャケパンスタイルの組み合わせについて見ていきます。

 

<ジャケットの選び方>
ジャケットの定番は“ネイビー”。グレー系・紺系・茶色系など、様々なカラーパンツと合わせやすいのも人気の理由です。細めのシルエット、身体に合ったサイズ感のジャケットを選びスッキリと見せると良いでしょう。カジュアルな服装でも問題のない場合は、チェック柄のジャケットや素材感のあるジャケットで他の人と差をつける楽しみ方もあります。

 

【2】シャツ(ネクタイ)の選び方

襟のシルエットや素材感など、ジャケパンに合わせるシャツはシンプルに。シャツの色は白や青系が良い。カジュアルにまとめたい時は、オックスフォードやボタンダウンがオススメ。華やかさを演出したい方は、ストライプやギンガムチェックのシャツでまとめるのも良いでしょう。秋冬は、編み方の表情が少ない“ハイゲージのVネック”のセーターがオススメです。

ネクタイは、基本的にジャケット・シャツ・パンツの色味に近い同色系のモノを選びスマートに、シンプルな無地のネクタイを合わせると全体の雰囲気が引き締まります。柄モノでは、レジメンタルタイがオススメ。季節に合わせてニットタイやコットン素材のネクタイを組み合わせるのも良いでしょう。

 

【3】パンツ・靴の選び方

ビジネスシーンではグレーのスラックスが王道ですが、明るさのあるベージュのチノパンツなど色の組み合わせにメリハリを付ける着こなしも増えてきています。比較的カジュアルな職場では、デニムパンツを合わせカジュアルダウンさせたスタイルや、爽やかな季節にピッタリの白パンツスタイルも人気です。柄は、ジャケットとの組み合わせがしやすい無地が良いでしょう。

靴は、フォーマルに見せたい場合は、プレーントゥやストレートチップ。どんなシーンにも対応できます。ベルトはシューズの色と同系色で統一するのがオススメ。“ブラウン”“黒”などで揃え全体的なカラーバランスを整えると良いでしょう。全体をカジュアルに見せたい場合は、スニーカー、ローファー、スエード素材の靴などでオシャレを楽しめます。

 

季節別！ジャケパンスタイル～ビジネス編～

職場の雰囲気に合わせることが大切なビジネスシーンでは、基本的に「グレーのスラックス」が王道となり、ジャケットは「ネイビーのジャケット」になります。企業によってラフな服装が許される場合は、ダブルのジャケットでお洒落に決めるのも良いでしょう。

<春夏のジャケパンスタイル>
▼夏スタイルは、クールビズ期間“シャツ＋ノーネクタイ”となります。ジャケットを羽織る場合は、ネイビージャケットでスマートに。ジャケット・シャツ・パンツに青系のアイテムを取り入れ爽やかに見せるのも良いでしょう。

▼落ち着いた色味のジャケットに、明るめのベージュパンツとメリハリを。シャツやネクタイを同色系で揃え統一感を出しています。

<秋冬のジャケパンスタイル>
▼秋冬は、素材感のあるグレーのスラックスに、チェック柄のネイビージャケットがおすすめ。ジャケットの柄は、控えめに。無地の白シャツと合わせると綺麗にまとまります。オッドべストを加えて上品に、重ね着が楽しめる秋冬ならではのスタイルもお洒落です。

▼秋冬に人気の「ダブル」、淡いブルー・ボルドーが大人な印象のジャケットと、ブラックのスラックスで上品に。大事な商談や、会議がある場合は避ける方が良いが、お洒落を楽しみたい方にオススメです。

 

 

季節別！ジャケパンスタイル～カジュアル編～

カジュアルな着用シーンには、レストランのディナーやドレスコードのないパーティーなどがあります。普段スーツを着ている方は、少し派手さがあり個性的なジャケットをあえて選びオシャレに着飾るのもありかもしれません。

<春夏のジャケパンスタイル>
▼ビジネスシーンでは、グレースラックスなどが一般的ですが、カジュアルなスタイルになるとパンツの色味を変えて変化をつけることができます。グレージャケットに、白シャツで上品さを忘れずに。

▼春夏らしさを全面にピンクジャケットスタイル。パンツはネイビーのスラックスで爽やかに。トレンド的な要素も加えています。カジュアルな雰囲気で楽しめる結婚式の2次会などにも良いかもしれません。一気に涼し気な印象になる“シアサッカー”でジャケットスタイルで他の人と差をつけられる装いもオススメ。

 

<秋冬のジャケパンスタイル>
▼カジュアルなジャケパンスタイルとはいえ、季節感のない色柄は避けるようにし落ち着きのあるダーク系のジャケットを選ぶのが良いでしょう。ネクタイやチーフなどの小物をアクセントに魅せるとオシャレさが上がります。

▼秋冬は、フランネル・コーデュロイなど、素材感のあるジャケットでカジュアルに。ブラウン・オレンジなど、暖色系のイメージの強い“コーデュロイ”は、人気素材の1つになります。ブラックのような寒色系でシックにまとめることで、他の人とは違うオシャレを楽しめます。

 

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ジャケットは、スーツスタイルよりも、主流となるレディーススタイルにもオススメ。メンズに比べると、季節はあまり関係なく明るい色を多めに取り入れ、ジャケットトーンを落としてメリハリのあるスタイルに見せるのがオススメ。ブラウンやベージュといった優しい雰囲気のあるカラーが女性らしさを表現してくれます。是非、参考までにどうぞ。

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いかがでしたでしょうか？

スーツスタイルのビジネスマンや、ビジネスカジュアルが基本の方へ、是非オススメしたいジャケットパンツスタイル。普段とのギャップを感じさせる、大人カジュアルな1着を是非検討してみては。
 
 
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