【2017年7月 特別号】ミラノ・ウニカとは？

こんにちは。今回は生地ランキングをお休みして、7月11日～13日に行なわれたミラノウニカのイデアビエラという生地展示会についてレポートしたいと思います。

そもそもミラノウニカってなんぞや？というところですが…ミラノで開催されるファッション素材見本市の名前。世界的な高級毛織物の産地であるイタリアのビエラ地区の毛織物メーカーは基本的に同見本市にしか出展しないため、メンズのブランドに人気です。

その中でもイデアビエラとは？？イタリアのビエラ市で年2回開かれるメンズウェア用のテキスタイル展。イデアはイタリア語で「理想」の意。ビエラはイタリア北西部にある世界有数の紳士服地のテキスタイル産地である。

という事になります。

 

【1】グローバルスタイルの仕入れの仕組み

我々グローバルスタイルでは、もう過去5年間ほどはこちらの展示会に赴き、次シーズンの素材仕入れの為にサンプルを取りに行っております。そしてそこで選んだサンプルより更に厳選し、生地を各ブランドより仕入れるという流れがあります。

ご来店して頂いたお客様がご覧になられる大きな生地見本は、全て我々が選定し厳選し仕入れた国内外の生地となります。

▲こちらが、ミラノ・ウニカの会場入口▲
“Rho Fiera Milano”（6万平方メートル）の大きな会場で行われております。約442社が参加し、来場社数は6000社という大きな展示会。年2回（２月・7月）が開催時期となります。

我々が参加するイデアビエラの会場でも、生地の展示以外にウールマークカンパニーやミラノの学生たちの服の展示など様々な催しが開催されております。

 

【2】本題へ！今回注目のブランドを一部紹介！

これは一部ですが、生地ブランドさんへ我々が求めるリクエストを出し様々なサンプルを大量に見せて貰い欲しいサンプルをどんどんとっていきます。艶のある生地や、硬めの生地、ブルーからブラウン果てはエンジまで膨大な量を見てゆきます。

今回寄った一部のブランドを紹介しますと…

カルロ・バルベラやレダ、タリアデルフィノなどなど数十社からサンプルを沢山頂いてきました。

今回の秋冬もかなり新しいコレクションを追加しておりますが、引き続きご覧頂く皆様にご満足頂けるよう常に目を光らせご提案できる生地を増やしていきますよ！！

 

【3】来年も英国調の流れはそのままに！
2018年秋冬トレンド生地を先取り

来年の話をしても大分早いですが、やはりブラウンなどがかなりバリエーション多く展開されているのと、温かみのある軽い生地（ソフトミルドやサキソニー等）を各社押していたようです。英国調の流れはそのままに、生地自体は昔ながらの硬い・重いではなく、柔らかい・軽いというところがここのところのトレンドですね。

今季からすでに挑戦してみてはいかがでしょうか？？トレンドを先取りまくりですね！

余談ですが、展示会のあとに生地メーカーさんの工場を見させて頂く事もあります。こうして、メーカーさんとのつながりを強固なものにしていったり、実際にどのように作られているのか工程を見させて頂き勉強させて頂いたりもしております。

基本的に我々が仕入れる生地のメーカーさんには一度は訪問し見させて頂き、クオリティーのコントロールはどうなっているのか？
などもしっかり見ていますので安心のコレクションで自信をもっておススメできる生地たちですので、是非店舗でご覧になってみてくださいね！！

 

【4】ちなみに…今季、秋冬新作物の一押しはこちら！

▼イタリア『CANONICO-カノニコ-』▼<ウール＆カシミア>

▲Collection no. 583－861－13(W90％CA10％)▲ 

1着価格98,000（税別）2着以上ご購入の際の1着あたりの価格￥54,000（税別）光沢感とエレガントなドレープ感がたまりませんね。そしてこのお値打ち価格！！！コスパ最高です。

▲写真：左　Collection no. 583-861-1(W90％CA10％)
写真：右　Collection no. 883-601-3220(W90％CA10％)▲ 

▼イタリア『Ermenegildo Zegna -ゼニア- 』▼<トロフェオデニム>

▲No. 187ES323(W100％)▲ 

1着価格￥108,000（税別）➡2着以上ご購入の際の1着あたり￥68,000（税別）
デニムといえばコットンですが、こちらはなんとウール１００％！私も1着持っておりますが、とても着心地が柔らかくシワもつきにくく最高です。そしてトロフェオデニムという位なので高級感のある光沢は勿論ついてきます。

▲No. 187ES323(W100％)▲ 

なんといってもコスパ凄い…ゼニアの割にはガシガシ着用できるのも魅力の一つですね。今回の展示会でもデニムライクな生地は各社こぞって提案がありましが、これは私の中では別格です。

▲No. 187ES324(W100％)▲ 

▼イギリス(フランス・パリ)『DORMEUIL -ドーメル- 』▼<オーロラ>

▲W88％S8％CA4％▲ 

価格は驚きです！こちらは店頭にて…汗

ドーメルが提案する、ハリスに変わる高級感のあるツイード。本来ならジャケットだけで作るところでしょうが、あえてスーツで作ってガシガシ着用するなんてのも通。是非とも3ピースで！ダブルなんてものアリですね！

▲No. 571975(W88％S8％CA4％)▲
＊＊＊
いかがでしたでしょうか？

▼7月特別号の振り返り▼
今回は生地ランキングをお休みして、7月11日～13日に行なわれたミラノウニカのイデアビエラという生地展示会についてご紹介しました。

数え上げればもっとたくさんありますが、今年の秋冬物も沢山ミラノウニカで見つけてきた厳選の商品そろっておりますので是非店頭でご覧くださいね！！

 

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