ポケットを正しく使えていますか?【ディアモール大阪】
こんにちは。ディアモール大阪店の松本です。
本日はスーツのデザインについてお話したいのですが・・
皆様、ジャケットの胸ポケットって使われてます?
スーツのデザインにはひとつひとつに意味があるのですが・・
胸ポケットってどういった目的で付けられたかご存知ですか?
遡ること1800年代中旬
中世のヨーロッパでは淑女の間でハンカチーフを手に持つことが流行していたそうです。
今の感覚では理解しがたいですが、当時はハンカチーフというのが相当な貴重品だったようで
淑女の方々はそれをアクセサリーにしていたのですね。
その様子見た男性が「我々もハンカチーフを持ちたいな・・」と考え
ベストや袖口にハンカチを忍ばせて持ち歩いていたそうな
その後、最終的にジャケットの胸にハンカチーフ専用のポケットが作られ
今の胸ポケットに至るというわけです。
他にも諸説ありますが、共通しているのはチーフを入れるために作られたということ!
決してスマホやペンを入れるために作られた仕様ではないのです。
実際に、ペンやスマホを入れると形が浮いて格好悪いですし
ペンのフック痕が残って生地自体を痛めてしまいます・・
と言う以前に、ジャケットの内身頃にペンポケットという専用ポケットがあるので
ペンを持ち歩くのであればそちらを使って下さい!!
“高級なペンをアクセサリーとして扱えば胸ポケットに入れてもいいんじゃない?”
という考えの方も中にはいらっしゃると思います。
確かにファッションは時代とともに変わっていくものです。
ただスーツの世界に関しては若干例外です。
いつまでもクラシックスタイルが王道であるように
定型の着こなし、スタイルが永続的に残る世界であります。
現代風なアレンジも良いですが
スーツの正当な着こなしは忘れないようにしたいですね。
胸ポケットから話は大きく脱線しましたが、今回はこのあたりで。
ディアモール大阪店 松本
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