暮らしを少々豊かにするブログ ~夏に着こなす「シャンブレー」~【グランフロント大阪店】
皆様こんばんは!どうも片山です!
本日は「シャンブレー」についてご紹介しようと思います。
スタッフにも大人気の「シャンブレー」
アパレルショップでも取り扱いが多く
街中でも見かけることが増えております。
そんな「シャンブレー」ですがデニムと間違われることも多いです。
私自身もデニムシャツが欲しくオーダーをしに行った際に
スタッフの方に「シャンブレー」をデニムといってご提案された過去があります。
本日はそんな「シャンブレー」を
詳しく説明したいと思います。
まず「シャンブレー」とは
縦糸に色糸を使用し横糸に白糸を使用して織る平織りの生地のことを指します。
近年では縦糸に白糸、横糸に色糸など逆のパターンの物もたまに見ます。
では「シャンブレー」の特徴をあげてみましょう。
特徴
霜降り状のムラがある
軽くて丈夫
光沢感がある
色落ちが目立ちにくい
先程も申しましたが「シャンブレー」とデニムは良く混同されがちです。
ですがはっきりとした違いがあります。
シャンブレーは平織に対しデニムは綾織で織られています。
そのことからシャンブレーの方が生地が薄く白っぽいと言われます。
また「シャンブレー」は夏場におすすめな生地に対し
デニムは秋冬で着られることが多いです。
次は「シャンブレー」の起源についてお話しましょう。
1500年代頃
元々はフランス北部の都市カンブレーが発祥とされ
牧師などの聖職者のワークウェアとして流通をしておりました。
当時はリネンで織られるのが定番だった「シャンブレー」ですが
今では綿(コットン)が定番となっております。
1900年代頃
アメリカ海軍が海水等で汚れすぐに服をダメにしてしまう為
船に合う素材を探しておりシャンブレーを正式採用され服装規程にも加えられました。
当時はシャンブレーのシャツにデニムジャケットを着て仕事を行う
そういった着こなしが主流でした。
その後第二次世界大戦後
アメリカ映画でスター達によってシャンブレーのシャツを着用され
世間一般に広がることとなります。
では最後に知っていると少しかっこいい内容をお教えいたしましょう。
「シャンブレー」以外の生地にも当てはまるのですが
ヨーロッパの生地事情です。
元々毛織物産業が盛んだったヨーロッパでしたが
イギリスの東インド会社が植民地であったインドから線織物を輸入し始め
それが使い勝手の良さから爆発的にヨーロッパ全土に広がることとなります。
毛織物産業が衰退し危機感を抱いた各国が綿織物を規制を行いましたが
毛と綿を合わせた混紡生地を作ることで規制を掻い潜り密かに流通し
それが原因でリネンからコットンへと変化を遂げました。
このような時代の背景が存在し
「シャンブレー」の主素材もリネンからコットンへと変わりました。
本日はデニムと間違われやすい「シャンブレー」のご紹介でした。
グローバルスタイルでは
「シャンブレー」の取り扱いも勿論ございますし
デニム生地の取り扱いもございます。
是非何百年の歴史がある「シャンブレー」をご体感くださいませ。
Ginzaglobalstyleグランフロント大阪店 片山