旅行関連、公認紛争調停人みたいなものかな。-007-【名古屋広小路通り店】
こんにちは。
鈴木(晴)です。
2件続けてにはなりますが映画紹介です。
今回は007の主人公ジェームズ・ボンドです。
007シリーズはその長さから、様々な俳優がジェームズ・ボンドを演じています。
その中でも、初代ジェームズ・ボンドはショーン・コネリーという俳優が演じました。
私は、このショーン・コネリー版が一番「紳士なスパイ」という言葉が似合うと思います。
そんなショーン・コネリー版ジェームズ・ボンドですが、そのほとんどがアンソニー・シンクレアというイギリスのテーラーで仕立てられています。
アンソニー・シンクレアの特徴として挙げられるのが「コンジット・カット」と呼ばれ、自然な肩とウエストのシェイプを強調させる裾の広がりです。
実はコンジット・カットには明確な定義はなく、1960年前後に英国で仕立てられたイタリア風スーツというようなイメージで大丈夫です。
あえて言えばジャケットのフロントダーツが通常のポケットまでではなく、裾まで伸びているロングダーツです。
・フロントはシングル2つ釦
・ゴージラインは低め
・ラペルは標準よりやや細め(7.5cmくらい)
・ノッチドラペル
・フロント釦は低めでVゾーン深め
・腰ポケット平行でチェンジポケットなし
・サイドベンツ
・袖釦は4つで重ねず(本切羽かどうかは不明)
・2タックインプリーツ
・裾口ダブル(4.5cmくらい?)
裾のダブルはイギリスでは身長・股下に関わりなく4cm以下であることがほとんどですが、写真で見るとやや太めに見えます。
その他はほとんど標準的なデザインです。
腰ポケットのフラップ(フタ)は内にしまってあることが多いようです。
前述した裾まで伸びるロングダーツは実は、グローバルスタイルのカイザーモデルと同じです。
このデザインは型紙で用意するしかないので、パターンオーダーではなかなか見ることがないと思います。
また、サイズ感に関しても、クラシックスーツそのもので以前ブログに書いたサイズ感そのままです。
特徴的なデザインがないということは、どんなシーンでも着用できるということです。
たまには一流のスパイになった気分もいかがですか?
名古屋広小路通り店 鈴木(晴)